〜行って参った厚生年金会館〜

昨日新宿厚生年金会館にて中島卓偉のライブを見に行ってきました。
イベントや路上ライブをカウントしなければ、
大晦日のカウントダウン以来のライブという事Plus
物議を醸したNEWアルバム引っさげてのライブという事もあり、
いろんな気持ちを抱えて新宿に向かいました。

1st｢NUCLEAR SONIC PUNK｣というヘビーな王道ロックのアルバムが大好きで、
以来中島卓偉というミュージシャンをずっと見てきてた訳ですが、
｢傘をささない君のために」というアルバムも大好きだったりします。
巷の卓偉ファンサイトを垣間見ると、
このアルバムで卓偉から気持ちが遠のいた方が結構多い様で、
ファンのいろんな感情が混ざり合うであろう
今回のライブは一体どんな雰囲気になるのか不安でいっぱいでした。

感想は正直、居心地が悪かったです(笑)

以前もこんな気まずさ感じた事あるなーと思い、
振りかえってみたら
カウントダウン時のDJ､YSKさんが超メジャーな曲をバンバンかけてくれている時に、
｢TAKUIはまだ出てこないの〜」と興味なさそうなファンに囲まれた時の、
あの時の心境にソックリだ･･･

TAKUI曲の時のノリっぷりと、
卓偉曲の時の反応と。
同じ一人の人間が発する音楽なのに、何故こうも温度差が激しいのかなと。

｢あの曲でノレる方が難しい」という方が多いんだろうなぁとは思いますが。

【昔の盛上がる曲→昔の盛上がる曲→新アルバムから】というセットリストも
そうせざるを得なかったのだろうなぁ・・
新アルバムの曲になった途端、
どうしたらいいかわからないように棒立ちで見つめる客席。
その微妙な空気感、なんだかなーと。

私はやっぱり新曲が聴きたいし、
今の卓偉が歌いたい歌を、立て続けにガツンと聴きたかった。
MCで
｢過去は否定しない。皆が望むならなんでもやる。
でも俺のやりたい歌いたい歌もやらせてくれ。｣
と言った卓偉の言葉に、申し訳ない気持ちすら出てきてしまいました。
ファンあっての卓偉だけれども、
(卓偉に限らず)ファンのためにだけ歌う様なそんなミュージシャンに収まってほしくない。
やりたい歌、歌いたい歌を歌う。
それが第一のスタンスであってほしいし、
そこにファンを巻き込んでいってほしい。
非常に勝手な意見ですが、なんかそんな風に思ったライブでした。

過去を否定しない卓偉。
新しい事にどんどんチャレンジして変わりつづけていく卓偉。
いろんな世界に足を踏み入れて、
そこでもう一回、いわゆる｢昔の曲」を歌った時の化学反応。
最高にカッコイイと思うんですがねー。
｢さらば摩天楼のFairyTale」が1stの時よりも
さらにヘビーなロックバラードに変化していて、
思わず泣いてしましました(笑)

今回のライブで一曲あげるなら、
私は｢メッセージ」かな、と。
前の卓偉と、これからの卓偉と、おもしろいぐらいに入り混じった仕上がりになってました。
端境期の感情が絶妙に表れたこの曲、よかったと思います。

･･･もちろんSTAYでは泣きましたけれどもね☆