〜スエミツアンドザスエミスを買う〜


変態妄想家と思われてもいい!!
出会うべくして出合ったと思いたい、そんなCDを昨日購入しました。
SUEMITSU&THE SUEMITHの「Sherbet Snow and the Airplane e.p.」。
今自分の頭の中でなっている音楽をドンズバで表現しているミュージシャンがいたー!!
という絶頂の喜びで、即買いしてしまいましたよー。
本当はレッチリを買おうかと思っていたのですがね(笑)


元々ピアノの音が好きなのですが、
バンドとしてのサウンドという事においてはあまりピアノの音が好きではなく、
好んで聴いた事はなかったのです。
他の楽器の音よりも目立つし、どことなく偉そうな存在が釈然としなくて(笑)
バンドのグルーブ感に馴染まず、それだけで独立している感じがなんだかなーと。
ピアノってメロを弾くだけではなくて、
ドラムの様な打楽器的な表現の方が私は好きで、
それを是非ロックという範疇の中で聴きたいと兼ねてより思っておりました。
「ロック」という括りの中でピアノは
バラード系でストリングスとの絡みで使われる事が多いのですが、
そうではなくて、打楽器として聴きたい!!
(ジャズではピアノって割とその様なポジションだと思うのですがどうなんでしょう?)
そんな私の救世主が若者で存在した〜!!


ジャケットがSHAMEのEASTER EPと何処となく通じるものがあると勝手に感じます(笑)
球体の中で幼き頃の彼がピアノを弾く姿が映し出されていて、
それを大人になった自分の手のひらで見つめているジャケットなのですが、
あー、なんて夢のあるジャケなんでしょう。
そういう初期衝動をギュッと閉じ込めた作品って無条件に好きです。
それでCDケースをあけると、
白だー!!
言葉の表現が乏しくて具体例でしか説明できないのですが、
TAKUIの「CHUNKY〜」を白くしたような艶感で、
CD盤が、こちらも白でザラザラした質感、
バンド名やらタイトルが彫られていて凹凸がたまらない・・
ジャケット的にもう直球です(笑)


3曲入りのマキシで内1曲はThe Smithsのカバーなのですが、
3曲とも平伏したくなるほどタイプです(笑)
クラシックを通ってきたんだろうなーと感じるのですがどうなんでしょ。
私はクラシックのキッチリ感というか、はずさないわかり易さが好きなので、
1曲目のイントロで舞いました。
しかも歌詞の入りが「Free me now.....!!」で始まるのですが、
結論をいきなり出だしに持ってくる感じ、嗚呼好きだよ(笑)
と思ったら歌詞のクレジットが石渡淳治さんだ。ナルホド。


ピアノで刻むリズムと、
日本語と英語が入り混じった音の感触と、
コーラスの重ね方、サポートとの音のバランス、
とにかく絶妙で本当に聴き心地の良いシングルです。


Sherbet Snow and the Airplane

Sherbet Snow and the Airplane